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音がこわかったあの頃|家族で見る夏の花火の記憶

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子どもの成長を感じた夏の花火

夏の夜、どこからか聞こえてくる花火の音。
毎年この時期になると、その音にふと耳を澄ませてしまいます。

子どもがまだ小さかった頃、花火の音がとても苦手でした。
ドーンという音に驚いて泣き出してしまったことも、今では懐かしい思い出…
そんな子が今では、「きれいだね」なんて言いながら一緒に夜空を見上げてくれる。
成長したなぁ…と胸がじんわりあたたかくなる瞬間です。

花火そのものよりも、それを一緒に見た時間が、何よりも大切な記憶になるんですね。


少し離れた場所でゆったりと

我が家では、花火大会の会場に行くことはほとんどありません。
家の近所から見たり、少し高台にある人気のない道まで車で移動して、静かに楽しむのが定番です。

屋台のにぎわいや賑やかな歓声がない分、
家族だけの時間をゆったり味わえるのが、私たちにはちょうどいい。

遠くに見える花火を眺めながら、夜風に吹かれているだけで、
「今年もみんな元気で夏を迎えられたな」と、ありがたさがこみ上げてきます。


日常の中にある小さな「癒しの風景」

夏の花火といえば、特別なイベントのように感じるけれど、
実は日常の中にある小さな「癒し」のひとつなのかもしれません。

花火を見ながら飲むコンビニの冷たいドリンク、
少し溶けかけたアイス、草むらから聞こえる虫の声。
そして、誰かの小さな笑い声。

派手な演出や特別な場所がなくても、
こうして静かに感じる時間こそが、心に残るのだと思います。


音が怖かった日も、今では優しい記憶に

昔は、両耳をふさいで「こわい」と言っていたあの小さな背中。
それが今では、「あの花火、ハートの形だったね」と嬉しそうに話すようになった。

子どもって、あっという間に大きくなる。
そして、私自身も、気づかないうちに少しずつ「親」として変わってきたのかもしれません。

あの頃は泣き顔に戸惑っていたけれど、
今では一緒に笑える時間が増えていることに、心から幸せを感じます。


夏の終わりに思い出してほしい風景

何年か経って、子どもが大人になっても、
この静かな花火の記憶が心に残ってくれたら嬉しいなと思います。

豪華な大会じゃなくてもいい。
遠くからでも、家族で空を見上げた夜が、きっと特別だったと気づいてくれるはず。

また来年も、あの音が聞こえたら。
「今年もこの季節がきたね」と笑いながら、一緒に夜空を見上げたい。
そんなささやかな願いとともに、この夏の記憶をそっと胸にしまいます。

ーseasundiary🌙

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